お疲れ様です、福嶋です。
暦はもう3月。
春分の日こそ2週間先ですが、季節は確実に巡っていて、暖かくなってきたのはもちろん、日々、夜明けは早まり、日の入りも遅くなってきたように感じます。
ということは、オリオン座の三つ星やベテルギウス、リゲルとも、そろそろお別れのようです。
また次の冬にお会いしましょう。
さて、今回のブログのネタは、これまでと同じように、ある程度決めておりました。
中央駅で“そんな目”に遭うまでは。
今日も時間との戦いでした。
入浴介助に間に合うギリギリの列車。
発車まで5分を切るかどうかという瀬戸際で改札を抜け、駅員さんの迅速なスロープ介助に助けられながら、滑り込みで乗り込みました。
それで、車内でホッと一息つきつつ、スマホを確認したりしていました。
そのとき、不意に右肩を叩かれたのです。
「どなたか知り合い?」
まず、そう思いました。
それで振り返ると、立っていたのはJRの駅員さん(さっき乗せてくれた方とは別の方だった、かな)。
これはまったくの想定外。
さらに、その駅員さんから言われたことは、もっと、はるかに想定外でした。
「谷山駅(僕が降りる駅)で降ろす駅員がいないので、降りてもらってよろしいでしょうか」
これまで、健常者時代も含め、人並みにはJRなどの鉄道を利用してきた人間だと思いますが、「降りて」と言われたのは、本当に初めてでした。
人間、まったくの未経験の事態に立ち会ったとき、その反応の仕方に本性が表れると聞いたことがあります。
では、それを言われたときの僕はどう応じたのかというと……
「えっ、これに乗れないと困るんですけど……(入浴介助があるから!)」
一言目としては、こんなことを発していたと思います。
このときの顔は当惑の表情で、声は冷静さを装いながらも、若干の怒りを含んだ声色だったのかな、と思います。
(←自分としては、かっこつけてそう思いたいところですが、客観的事実としては、もしかしたら、もっと狼狽した、いわゆるかっこ悪い感じだったかもしれません。)
はっきりとは覚えていないのですが、続けて、降ろせない理由などを聞いていたような気がします。
ですが、この列車に乗っていても谷山駅で僕を降ろせないという事実は変わりません。
それに、その駅員さんに理由を訊いている間に発車時刻が来てしまったようで、「発車時刻を過ぎてしまいましたが、お客様の対応をしておりますので……」という運転士による車内アナウンスも聞こえてきました。
僕のせいでJRを遅らせ、多くの人に迷惑をかけてしまうのは本意ではない。
というか、それは人間として情けない。
降りてくれと言われた最初こそ狼狽えましたが、駅員さんとやり取りをするうちに冷静さを取り戻し、アナウンスを聞き終えた頃には、「分かりました。次のに乗ります」と、さっぱりした気持ちで言うことができました。
……あれ、不本意ながら降ろされた、というタイトルなのに、「さっぱりした気持ちで言う」というのは食い違っていないか、と書きながら思いました。
ですが、降ろされたこと自体が本意ではないのは間違いありませんし、それをさっぱりした気持ちで受け入れることとは両立するので、問題ないですよね。
今回のことで思ったこととしては、
・僕は、まったく予期しない出来事に対して、「たいしたことない」と気にせずにいられるほど大きな人間ではない(あらためて痛感)。
・JRには、運転士が(ワンマン運転の場合)車椅子用スロープに対応できるような体制を整えてほしい。
そうすれば、駅のハードが整ってさえいれば、車椅子利用者はかなり自由にJRを利用できるようになるのだけれど。
特に2点目については、すでに実現している地域もあるので、これからも鹿児島での動向を見守っていきたいと思います。