彼はなぜ走るのか

彼はなぜ走るのか

PM11:00を回ろうとする時間によく原付で通過するエリアがあります。通過するときに高校生か大学生くらいの同じ青年とよくすれ違います。こんな夜中に、こんな寒空の中で、彼はいったい何の目的で走っているのか気になります。陸上をやっているのか、来年3月にある鹿児島マラソンに出場予定なのか、海馬を活性化させて勉強効率を上げるためなのか、日々の体力づくりなのか。答えは彼に尋ねることで得れそうですが、もちろんそんな勇気は出ません。そこで彼とすれ違うエリアを、よくすれ違う時間帯にランニングすることにしました。同じ環境に身を置くことで何か発見があるかもしれません。

いざランニング開始!

すると自分が想像したよりはるか早めに息が上がってしまいました。しかも冷気が凍てつくし、耳管が緩んだのか自分の呼吸が曇って聞こえます。10分足らずでギブアップ。近くのコンビニに入って、自分を愛でることに。ホットカフェラテでホットひと息一気のみ。いつもよりカフェラテがめちゃくちゃ美味しい。なんか大人になってから全力で走ること忘れちゃったな。小学生のときとかどこ行くのにも走ってたのにな。いつの間にか大人になっちゃってたな。“大人の階段上る〜”。リアルな大人の階段ってエスカレーターなんだよな。ぼーっとしてても大人になっちゃうんだよな。

もしかしたら彼は何かの目的のために走っているのではなく、美味しいカフェラテを飲むために走っているのかもしれない。だとすれば走り終えたクタクタの彼に酸素と熱々のカフェラテとファンレターをおくりたい。そして普段からエスカレーターではなく、できるだけ階段を利用して体力つけるぞ!

投稿者について
彼はなぜ走るのか

ケアアテンダント 井嶋八雲

趣味はアウトドアなこと全般が好きです。よく外に出てネットカフェに行きます。